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2H×4コマ

9/30(水)、10/1(木)

13:30~15:30、16:00~18:00

岡田利規

「言葉を使おう(ダンスを殺さずに)」

 

 ダンスって、言葉で表現できないところに届きたいとか、言葉から自由でいたいという欲望と結びつくことが多いのに、いざダンス作品をつくろうとする場合、たとえば、作品のコンセプトやテーマを考えるにしても、たいがい、言葉を用いている。で、その結果はというと、たいがい、ダンスが言葉に殺されて、おもしろくなくなってしまってる。

 「ダンスを殺さない言葉の使い方」のひとつの具体例を提示して、言葉が身体の質を変えたり高めたりする様を味わってもらいたいです。そして、ダンスに言葉を有益な仕方で用いる自分なりのすべをみつける契機を得てもらえれば幸いです。

 

岡田利規

 

1973年 横浜生まれ、熊本在住。演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰。従来の演劇概念を覆すとみなされ国内外で注目される。『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞受賞。『クーラー』で「トヨタコレオグラフィー アワード2005 −次代を担う振付家の発掘−」最終選考会に出場。デビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(新潮社)で第二回大江健三郎賞受賞。12年より岸田國士戯曲賞審査員を務める。初の演劇論集『遡行 変形していくための演劇論』(13年)と戯曲集『現在地』(14年)を河出書房新社より刊行。

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