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8期活動記録
2022年7月26日より始動した8期のプログラムを週ごとにレポートします。
(下のボタンをクリックすると絞り込み表示ができます)
8期 TAフォーカスVol.5
8月22日〜8月26日
8/22より寺田みさこさんと8期生によるNewcomer/Showcase#1のクリエーションがスタートしました!
先週1週間のクリエーションレポートです。🗒
8月22日-26日
寺田みさこ【Newcomer/Showcase#1クリエーション】
9月16日、17日に本番を迎える8期生お披露目公演。講師の寺田みさこさんが数年かけて取り組んでいるバッハの「フーガの技法」をモチーフにしたダンス作品に挑戦しています。
楽譜のパートごとに異なる振付を、みさこさんから一人一人が手渡され、自分の身体へと落とし込んでいく作業が続いていきます。みさこさんをはじめ、アシスタントの佐藤健大郎さんや大谷悠さんにご指導いただきながら、細かなニュアンスや動きの流れを掴むための稽古を重ねていく出演者たち。繊細な作業を続ける中で、少しずつ身体の力みが減り、周りのダンサーとの関係も身体で感じられるようになりました。
8月24日,26日
寺田みさこ【オープンクラス】
寺田みさこさんによる朝のオープンクラスでは、バーレッスンのエクササイズを使ったウォーミングアップを2時間かけてじっくりと行いました。
骨盤や背骨の位置を細かく分析しながら、身体との対話を重ねていきます。動きの初動はどこから?要らない力みを解消していく方法は?など、受講生の疑問にひとつひとつ丁寧に応えていただきながら、午後の作品のクリエーションにも繋がる身体の使い方を学びました。
8/23 【制作講座】
講師:横堀ふみ さん
「企画をつくる、すすめる」
制作講座では、公演を制作する立場からの「企画のつくり方」を共有しました。そもそも制作って何なのか?という問いから始まり、企画書の書き方のポイントまでおさえられた講座でした。
一つの公演は、助成金の申請等のため少なくとも1年前から動き始めていること。しかし、「開かない幕はない」と信じて準備を進めることが大切だとおっしゃった言葉が印象的でした。
これから自分の場を、自分でつくっていく留学生にとって、重要な手引きのような時間でした。
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今週の劇場では、さらに「dB version」としての新たなフーガを立ち上げる作業が進められています。
\国内ダンス留学@神戸8期のお披露目公演に、ぜひお立ち合いください!/
Newcomer/Showcase#1
寺田みさこ振付作品『Fugue dB version』
詳細:https://db-dancebox.org/event/1476/ ※公演は終了しました
8期 TAフォーカスVol.6
8月29日〜9月3日
寺田みさこさんと8期生によるクリエーション2週目の様子をレポートしていきます✍️
8月29日〜9月3日
#寺田みさこ【Newcomer/Showcase#1クリエーション】
先週に引き続き、みさこさんから手渡された振付をそれぞれが身体に落とし込み、さらに磨きをかけていく作業が続いています。「重心の落ちどころ」や「骨の重さ」など、意識するポイントを明確に持つことにより、動きの精度が少しずつ上がっていきます。
週終わりには、照明家の三浦あさ子さんにもクリエーションにお立ち会いいただき、dB versionとしてのフーガを空間内に立ち上げていくための作業が行われました。
\\ 留学8期生の声 //
ーーー長野里音ーーー
リハーサルを通して、空間と自分の身体との関係性を実感した一週間でした。常に多面体の中で踊っていて、例えば腕を回したり、足を振り上げる動きは、その動きが完了した後も軌道は続いていることを意識していれば、より立体的な動きになることを学びました。
空間をどう支配するか、今後も試行錯誤しながら考えていきたいです。
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今週からクリエーションも折り返し、ついに来週本番を迎えます!
みさこさんや出演者をはじめ、アシスタントの健大郎さん、悠さん、dBスタッフ一同が上演に向けてフルスイングで準備を進めています!
本番、ぜひお立ち合いください💫
【公演回数の追加と各定員のお知らせ】
Newcomer/Showcase#1
寺田みさこ振付作品『Fugue dB version』
【変更後の日時】
2022年9月16日(金)①19:00、②20:00、
9月17日(土)①14:00、②15:00
※両日とも2回目の終演後にアフタートーク(約30分)を予定。
1回目にご覧いただいた方もトークの時間に再入場ができます。
8期 TAフォーカスVol.7
9月5日〜9月9日
寺田みさこさんと8期生によるクリエーションも大詰め!
今週末、いよいよ本番を迎えます!
3週目のレポートです👀
9月5日〜9月9日
寺田みさこ【Newcomer/Showcase#1クリエーション】
先週に引き続きそれぞれの振付の精度をあげていく稽古と並行して、劇場空間に「フーガの技法」をどのように立ち上げていくか、実験的な試みが繰り返し行われました。
8期生らは、みさこさんや健大郎さん、悠さんと稽古中にたくさんの対話を重ねながら情報共有をしていきます。
振付を「踊る」ということだけでなく、空間内にどのように「立つ」のか、が鍵になってくる本作の中で、自分たちの佇まいの在り方をよりクリアにしていくための作業が続きました。
\\ 留学8期生の声 //
森脇康貴
最近リハ中に思い出したことで「すべての音はタイミング良く聞こえてくる」という話を人に聞いたことがあります。街を歩いているときの、商店街の立ち話の声、目の前を行き過ぎる車、飛ぶ鳥の鳴き声、気流の唸り、アスファルトを擦った自分の靴など、それぞれが自分の中に奇跡的なタイミングで飛び込んできているような妙な感覚に包まれるんです。そんな瞬間を身体と空間に積み重ねていく踊りと、日々変わっていく自分の体がとても面白いです。
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明日からいよいよ小屋入り!!
本番までさらに磨きをかけていきます✨
みさこさんと8期生らによる4週間のクリエーションの成果をぜひ目撃しにきてください!
Newcomer/Showcase#1 終演しました!
9月16日・17日
国内ダンス留学@神戸 8期生+アソシエイト・ダンサー公演『Fugue dB version』が、ぶじに終演いたしました。ご来場下さいました皆さま、どうもありがとうございました。今回は客席を組まず、ガラんとした劇場を遊歩しながら鑑賞するスタイルで行いました。わずか3分半の振付に取り組んだ無数の過程が、今回の公演スタイルへと反映されています。
長年かけて積み重ねられた寺田みさこさんの身体理論が、身体や言葉を通じて手渡された4週間。アシスタントの大谷悠さん、佐藤健大郎さんの細やかな眼差しが行き渡った贅沢な時間は、今後の彼らのアーティスト活動を照らすことでしょう。
次回は、モノクロームサーカスの坂本公成さん・森裕子さんとの公演です。モノクロームサーカスの代表作『怪物』『きざはし』の2作品に取り組みます。
選抜メンバーが出演します。次回もどうぞご期待下さい!
(舞台写真:岩本順平)
8期 TAフォーカスVol.8
9月26日〜9月30日
「国内ダンス留学@神戸8期生」のプログラム、10週目も駆け抜けました!
1週間のクラスの様子をレポートしていきます✏️
9/26
竹田真理【日本のダンス史100年とコンテンポラリーダンスの現在】
ダンス批評家の竹田真理さんによる講座では、1900年のパリ万博から始まり、現在までの舞踊史を教えていただきました。
日本で独自に育まれたダンス史と、同時代に世界で起こった出来事を並列させながらの講座。日本のダンス文化が、どのように西洋から影響を受け、現在があるのかを考察する時間となりました。現在地までの道のりを辿ることで、そのダンス史を今、切り開いて行くのは自分達であるという意識が芽生えました。
9/27
横堀ふみ、文【制作講座】
鑑賞プログラムとして『豊岡演劇祭』に足を運んだ8期生が、現地で見て感じたことについて話し合う時間。
現地で起こったトラブルについて、dBもディレクションや運営で関わっている長田の『下町芸術祭』の事例も踏まえながら、制作者目線で考察し、共有しました。
企画を制作する側、作品を発表する側、鑑賞する側、3つの視点から豊岡演劇祭を捉えることで、個々が持つ”感想”が実践的な”行動”へ繋げるための筋道となりました。
9月29日-9月30日
由良部正美【舞踏―カラダを踊る技術】
舞踏家の由良部正美さんのWSでは、由良部さんの”言葉を受け取る時間”と、”身体で言葉からのイメージを試みる時間”の連続でした。
「人は社会から無意識に条件付けられている。そこを身体で提示するためには、一番根源的な感覚である触覚を呼吸として捉える。」という言葉が印象的でした。
言葉だけでは思考の追いつかない部分を、身体のワークを通じて少しずつ理解することができました。
11週目となる来週もまた新たな出会いの連続となりそうです。
引き続き、お楽しみに!
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