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8期活動記録
2022年7月26日より始動した8期のプログラムを週ごとにレポートします。
(下のボタンをクリックすると絞り込み表示ができます)
8期 TAフォーカスVol.9
10月3日〜10月7日
10月3日より、モノクロームサーカスの坂本公成さんと森裕子さんを振付家としてお招きし、8期生+アソシエイト・ダンサーによるNewcomer/Showcase#2のクリエーションがスタートしました!
先週1週間のクリエーションレポートをお届けします。
10月3日-7日
モノクロームサーカス
【オープンクラス】
朝のオープンクラスでは、フロアムーブメントを中心に、多種多様な動きを取り入れたウォーミングアップが行われました。お二人から手解きを受けながら、朝一番の身体とじっくり向き合っていきます。身体の重さをうまく味方につけることで、余分な力を使わずに流れに乗っていくためのコツを模索・発見する時間となりました。
【Newcomer/Showcase#2クリエーション】
今回の上演作品となる、モノクロームサーカスの代表作『怪物』と『きざはし』。午後からは前半後半の2時間ずつに分けて、二作品のクリエーションに全員で取り組みました。
前半の『怪物』では、8分間の即興シーンのベースとなる振付の振り写しからスタート。動きの形や軌道を身体に落とし込む作業が続いた後で、「スピードの変化」や「巻き戻し」、「繰り返し」など様々な”フィルター”要素が加えられ、それらを自在に扱えるようになるための稽古が進められていきました。ダンサーたちが2人組となり、一人がプレイヤー、もう一人がディレクターとなるワークでは、それぞれの視点から意見交換がなされ、刺激溢れる時間に。後半『きざはし』では、「机の上」と「机の下」という制限のある条件の中でいかに身体を扱えるか、動きと物との関係を探りながら、緊張感漂う稽古が続いていきました。
金曜日には、ダンサー全員が一人ずつ舞台上で二作品のワンシーンにトライ。課題はたくさん見えたものの、それぞれの面白さや個性が引き立つ、充実の1週間の締めくくりとなりました。
また、1週間最終日の10/7は公成さんのお誕生日🥳🎂
dBスタッフと8期生、アソシエイト・ダンサーみんなでお祝いしました!
クリエーションは2週間目に突入。
各作品の出演者が決定し、さらに作品の深部に迫っていく作業が進められています!
8期フォーカスVol.10
10月10日〜10月14日
書き手✍️
8期振付家コース 安本亜沙美
モノクロームサーカスのお二人とのクリエイション第2週目の様子をお届けします!
1週目を終えて誰がどのパートを踊るか、本番での役割も決まり、より本格的なリハーサルのスタートです。
それぞれが違った課題と共に自身の身体に向き合う濃密な時間が続きます。
【オープンクラス】
午前中は毎日フロアとスタンディングのムーブメントでウォームアップを行っています。
いつもの様に、フロアムーブメントのルーティンを行った後、2週目では午後のクリエイションでも必要な動きのトレーニングも加わりました。足の運びや手の重さ、身体のどのパーツが動きをリードするか、などの忘れがちな基本の細かい所を丁寧に見ていきました。
【Newcomer/showcase#2 クリエイション】
午後は今月末の発表に向けて『怪物』と『きざはし』のリハーサルです。
出演者形式によって舞台上と客席側に分かれて各自リハーサルを行いました。
前半の『怪物』では先週と同じく先ずは全員で振付をおさらいするところからスタート。
先頭の人にペースを合わせて冒頭の振付をスローとクイックで動きます。
2週目では振付が身体にも入り色々な実験をする余裕も出てきたので、そこに即興的に加えるフィルターの数を増やし、より身体の複雑で豊かなバリエーションを見つけられるようになりました。
週のラストではそれぞれが考える怪物の衣装候補を持ち寄りました。皆んなのアイディアはとてもユニークで各衣装は全く違う解釈になっていますので、本番はぜひそちらにも注目していただけたらと思います。
後半の『きざはし』では当日の出演が決定した2人を中心に、サクサクと振付が進んでいきました。毎回のリハーサルでは実際に机と小道具であるナイフを使い、本番さながらの迫力です。このナイフ、皆んなで数えたのですが、なんと255本もあります!
真剣な表情で舞台装置と演出家と出演者が向き合う様子を皆んなで見守る日が続きました。今週で全編の振り移しが終わり、後は踊り込んでいくだけとなりました。
それぞれにやるべき事が具体的に決まり、各個人の集中力が試される1週間となりました。同じ振付でも、各々目標に向かってリハーサルを行うことで個人の個性もより際立ってきた様に見えます。本番まであと2週間、ここからどうなっていくのか、私達もとても楽しみです!
8期フォーカスVol.11
10月16日〜10月21日
書き手✍️
8期ダンサーコース 新井海緒
クリエイション3週目の今週は豪華なお客様が多く、怪物1代目、そしてきざはしも踊られた佐伯有香さんや、きざはしでは2018年の4代目の山本和馬さんと中間アヤカさんがクリエイションを見にいらっしゃいました。演者目線が含まれた贅沢でとても具体的なフィードバックやアイディアを頂きさらにクリエイションを進めていきました。
【ウォームアップ】
週の半ばからはモノクロームサーカスの代名詞でもあるコンタクトインプロビゼーションのワークを行い始めました。
互いに「聞く」ことに重きを置きながら次第に「聞きながら、伝える」と段階を経ていきました。いつものウォームアップとは全く違う触れられることで「肌」が目覚めるような感覚があり、誰とするかでまたガラリと変わっていく、人と人との皮膚を通したコミニュケーションと感じました。
この作品にも重要な「コンタクト」という感覚を少しずつ拾い上げ、振り付けにどう活かしていくか、最終週の課題になりそうです。
【怪物】
出演陣はインプロビゼーションの難点の一つ「鮮度を如何に保つか」という問題や、「作品を生きるとは」という根幹に取り組んだような一週間でした。
作品の構造的に個々の作業が多い中、あちらこちらで出演陣同士でのディスカッションが行われ作品の理解を進めていきました。これまでの作家対ダンサーという構造だけではなく、複数人で同じ振り付けに挑む良さみたいなものを感じました。
【きざはし】
演出家を抜いた二人でのクリエイションの時間が設けられるようになり、デュオとして「一人でも、二人ででも作品を生きる」という部分にアプローチをしているように見えました。
振り付けをこなすという部分を通過し、ニュアンスがちらちらと顔を出しはじめ、あの二人のきざはしになっていっているように思いました。
最終週も確実に一歩ずつ進め最後まで駆け抜けて行きたいと思います。
Newcomer/Showcase#2 終演しました!
10月29日・30日
Newcomer/Showcase#2 モノクロームサーカス振付作品
『怪物』『きざはし』無事に2公演、終演いたしました。
ご来場、ありがとうございました!
次回はクリスマス🎄✨
12月24日(土)、25日(日)
Newcomer/Showcase#3 森下真樹振付作品
『ベートーヴェン交響曲第9番を踊る』です。
どうぞお見逃しなく!
(舞台写真:岩本順平)
8期 TAフォーカスVol.12
11月7日〜11月11日
「国内ダンス留学@神戸8期生」のプログラム、今週も駆け抜けました!
1週間のクラスの様子をレポートしていきます✏️
11/7,8
康本雅子【音楽とダンスと身の丈】
ダンサー・振付家の康本雅子さんによる二日間のWSでは、「音楽」、「自分の身体」、「他者の身体」、それぞれと対峙し、味わうことを試みました。音楽を聴きながら、鉛筆で紙に線を描いていくワークでは、音をどのように捉えているのかが、それぞれの紙の上に現れ、それらを共有し合いました。
身体を細分化し、観察することは、普段知っているつもりの身体を新鮮に経験するきっかけになったに違いありません。
11/10
内田樹 【合気道】
合気道凱風館師範である内田樹先生による稽古が、合気道道場「凱風館」で行われました。
2時間の稽古では、合気道とは一体何であるかというお話から始まり、後半では凱風館の方々と受講生が、一対一で実技をしました。
「合気道とは、身体の感受性を高めること。そのために、学びの場である道場は、敏感になった人間が不利益を被らない環境を作っている。」という言葉が印象的でした。
裸足に馴染む琉球畳と、土色の壁。窓から吹く清々しい風を肌に感じることができました。
これからダンス留学プログラムでは3月まで全8回あります。合気道を通じ、どのような言葉や身体に出会えるのか、期待に胸が高鳴ります。一般受講も可能です!
🌾▶︎来週は、いよいよNewcomer/Showcase#3森下真樹振付作品「ベートーヴェン交響曲第9番を踊る」のリハーサルがスタートします。また新たな出会いの連続となりそうです。
引き続き、お楽しみに!
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