9期活動記録
2023年7月24日より始動した9期プログラムを週ごとにレポートします。
★ 下のボタンをクリックすると、絞り込み表示ができます。
初期表示:全件表示。(例) 「7月」と「8月」をクリック:7月と8月分のみ表示。
TAフォーカス Vol.1|7月24日〜28日
9期のTAフォーカスでは8ヶ月間のダンス留学の様子をレポートしていきます!
【7月24日】
9期の開講式が行われ国内ダンス留学のプログラムがスタートしました🌸
4名の9期メンバーたちはそれぞれ決意表明を行いました。熱い思いを胸に、8ヶ月駆け抜けます‼
【7月24日、25日】
▶︎横堀ふみ[制作講座]
早速初日から、2日間続けて制作講座が行われました。
DANCE BOXの活動紹介の後、「劇場を成立させるものは何か」という課題をもとに、受講者たちは新長田の街を自由に散策。「ここが劇場だ!」と思う街中の風景をそれぞれ発表し合いました。また、ピエール・ブルデューのディスタンクシオンから自分たちの趣味趣向や行動を分析し、文化資本や社会構造について学びました。
【7月26日】
▶︎J'Sun Howard[ヴォーギング]
ダンス作家のJ'Sun Howardさんのクラスでははじめにヴォーギングの歴史を紹介していただきました。その後ヴォーギングの基本の歩き方、キャットウォークやダックウォーク、手のダンスや、フロアワークを学びました。
如何にムーブメントの中に女性らしいフォルムを入れていくかなど、ヴォーギングならではのダンスの視点がありました。
【7月26日〜28日】
▶︎西村未奈[沈みながら飛ぶ方法-「輝くゾンビなからだ」編]
自分自身をはぐらかし、不安定な身体、分裂的な身体を探し続けた3日間でした。
舞踏の系譜をたどりながら、様々なプラクティスを行いました。ヒトデのように身体を繊細に動かしてみたり、自分の意思とは反する動きを見つけたり、未奈さんのファシリテートによって未知な身体性にどんどんチャレンジしていく受講者たちの姿は、まさにゾンビなからだ!!
TAフォーカス Vol.2|7月31日〜8月4日
今週のダンスボックスは、「子どもダンス留学@神戸」の真最中です!9期メンバーらも子どもたちをサポートしながら一緒に踊っています。
国内ダンス留学@神戸9期プログラム、2週目の様子をレポートします🌻
【7月31日】
▶︎渋谷陽菜[ヨガ]
31日の朝は、ヨガのクラス1回目でした。瞑想や呼吸、そして太陽礼拝などのアーサナを行い、ダンサーたちの身体を整えていきます。最後はしかばねのポーズ(シャヴァーサナ)で、すっきりとした気持ちになり、気持ちの良い1日のスタートとなりました。
▶︎横堀ふみ[制作講座]
午後からは制作講座。前回に続きブルデューのディスタンクシオンを読み解いていきます。
新長田の文化資本や文化財が何かをみんなでホワイトボードに描きだしました。また、自分たちが8か月間どのように過ごしていくかをマトリックスにしていきます。これに9期メンバーは大苦戦。自分たちの未来を考える機会となりました。
【8月1日、2日】
▶︎余越保子[Newcomer/Showcase#1 クリエーション]
Newcomer/Showcase#1のクリエーションがスタートしました。
まずは、余越さんが過去に振付された作品の動画を鑑賞し、今後のクリエーションの方向性を話し合いました。
ダンサーたちは振付を構成したり、振り起こしをしたり、余越さんからたくさんのタスクを与えられた2日間。これからどのようなクリエーションが始まるのかワクワクが止まりません!!
Newcomer/Showcase#1をどうぞお楽しみに‼️
▶︎高瀬瑶子[バレエ]
バーレッスン、センターレッスンを通して、身体のコンディションを整えることができた時間でした。呼吸の仕方や音楽の取り方、時には丸椅子を使って足裏で床を押す感覚を説明してくださり、バレエの動きを一つひとつ丁寧に教えていただきました。
【8月3日、4日】
▶︎Alain Sinandja[アフリカンダンス]
トーゴ出身で神戸市長田区在住のアラン・シナンジャさんによるアフリカンダンスのクラスです。1日目はギニアの伝統的なダンスのステップ、2日目はアフリカンストリートダンスのステップを踊りました。アフリカンダンスに共通する基本姿勢、骨盤から身体を動かすアイソレーションの重要さを身に着けていきます。
▶︎児玉北斗[西洋舞踊史概論:〈ダンス作品〉という問題]
児玉北斗さんによる西洋舞踊史の講義です。しかし、普通の舞踊史ではありません。宮廷舞踊からコンテンポラリーダンスにいたるまでの歴史を「振付」という視点で概観します。バレエの舞踊譜を実際に踊ったり、ダンスに関する質問に答えたりしていきます。やがて、浮かび上がってくる〈ダンス作品〉という問題を考察していきます。とても刺激的な時間となりました。
TAフォーカス Vol.3|8月14日~8月17日
子どもダンス留学は無事に成果公演が終わり、国内ダンス留学9期は3週目に入りました!!
【8月14日】
▶︎高瀬瑶子[バレエ]
今回は劇場ではなくStudio PLOWというスタジオでバレエを行いました。
スタジオにはバーが無いため、バーレッスンではなく身体の細かい部分を意識するペアワークからスタート。このワークをした後にフロアでセンターレッスンをするといつもより身体の軸を感じやすくなり、身体の内部にじっくりと集中できた時間でした‼︎
【8月16日】
▶︎鞍掛綾子[GAGAベースクラス]
今期もGAGAのクラスが始まりました。綾子先生の面白いけれど身体に染みるようなお話から始まりました。
身体にイメージをくっつけて体を動かしたり、イメージだけを動かしたり。100%の力を出すには?人とぶつからずに近くを素早くすり抜けるには?癖を克服するには?
身体に様々な疑問やイメージを与えて、頭ではなく、身体で実践してみる時間となりました。
岡元ひかる[日本舞踊史概論:近代との出会い、そして反抗]
明治時代から1980年代までの日本の舞踊史を探りました。
明治時代、平民としての"日本人"の身体イメージを作るために舞踊や演劇は重要な役割を果たしました。西洋化される身体を取り入れながらも、民権運動に歌やパフォーマンスを用いるなど身体と政治の強い関わりを学びました。
戦前、戦中、戦後と舞踊と権力がどのように変遷していったか、具体や土方巽、大野一雄など、現代にも繋がるアーティストの制作や当時の環境を振り返りました。4時間では収まり切らない、ボリューミーな時間となりました。
【8月17日】
▶︎渋谷陽菜[ヨガ]
朝はヨガクラスから始まりました。
まずは448の呼吸法で呼吸を整えます。丹田のあたりに薄いオレンジの球体があることを想像しながら呼吸することで、集中力を高めながら全身をリラックスすることができました。
一週間の疲れを癒すような心地よい時間でした。
▶︎竹田真理[ダンスを伝える言葉を探せ!]
コンテンポラリーダンスの歴史と歩みから、ダンスを言葉にするためのキーワードを探りました。
事前に公演の宣伝文を書いてみるという課題に取り組んでいた受講者たちは、それぞれの文章をみんなでシェアしながら、人を惹きつけワクワクさせる文章とは何かを学びました。
TAフォーカス Vol.4|8月28日〜9月1日
国内ダンス留学9期、4週目はNewcomer/Showcase#1のクリエーションが本格的にスタート‼️
今週からは、メンバーによるクリエーションレポートをお届けいたします🎆
怒涛の1週間を走り抜けました!
事前に余越さんの過去作の映像からそれぞれのダンサーに与えられていた振付を確認しあった月曜日。そこから徐々に新しいタスクが加えられていき、マテリアルの一つひとつに重みが増していきます。
ダンサーたちは、高度で難解な振付を覚えるとともに自身の身体にじっくりと染み込ませていく作業を行いました。
また、「どのようにおどるか」を考えるだけではなく、一人ひとりの体が見えていくようにマテリアルを繋げて削って組み合わせていくコンポジションの手法を現場で学ぶことができる贅沢な時間を過ごしています。そして、金曜日には今ある全てのマテリアルを繋ぎ合わせ“通し”を試みました。
あっという間のクリエーション一週目。この作品が今後どのような展開を迎えるのか、とてもとても楽しみです!
(書き手✍️アソシエイト・ダンサー: 長野里音)
TAフォーカス Vol.5|9月4日~9月8日
国内ダンス留学9期は5週目に突入しました💨
今週も、メンバーによるNewcomer/Showcase#1 のクリエーションレポートをお届けします‼︎
クリエーション2週目。
今週はマテリアルの精度を高めつつ、それらを1つの作品としてどう成り立たせられるか、毎日違う構成を試しながら進めていきました。
並べられたマテリアルをただ順番通りに踊るのではなく、ダンサーは1つひとつのマテリアルを紡いでいかなければなりません。構成が変わると踊る感覚もどんどん変わっていくので、毎日発見を重ねながら、ベストな流れを探っていきました。
今回の作品では舞台上で声を出すことにも挑戦しています。踊るのとはまた違った感覚でドキドキするのですが、みんなで発声練習をしたり、声を重ねたり、とても新鮮な気持ちです。身体はもちろん、“コトバ”も作品の重要な要素なので、ぜひ注目していただきたいと思います。
残り2週間、まだまだ変わり続けていく作品に、丁寧に向き合いながら食らいついていきたいです!
(書き手✍️9期ダンサー:秦 知恵里)
TAフォーカス Vol.6|9月11日~9月15日
国内ダンス留学、6週目‼️
Newcomer/Showcase#1 のクリエーションは佳境を迎えています🏃♀️
今週も、メンバーによるNewcomer/Showcase#1 のクリエーションレポートをお届けいたします‼︎
◇クリエーション3週目◇
3週目は先週試した各シーンの構成をかためていきました。月曜日に作品を支えてくださるスタッフさんに初めて見て頂き、いつもとは違う感覚で、本番が近づいている事を実感しました。
そして次の日、作品をより良くするために大改造!新しい事を試すことで更に作品に入り込めるようになってきました。
週の後半は、5人それぞれの身体や動きがよりクリアに見えるように、リハーサルの前にウォームアップとしてインプロビゼーションをしました。
ペアになり、お互いの目を見たままその人のために踊ったり、ジャズの曲でセッションをするように踊ったりしました。
この時間は自分の踊りの得意な部分を知ると同時に、自分が陥りやすいパターンを自覚して、いつもと違うことを試してみたりなど、多くの気づきがありました。作品の中でも、この練習が活かせたら更に新しい身体が見えてくると感じたので、残り1週間、色んな視点で作品を踊ってみようと思います。
(書き手✍️: 9期ダンサー 森岡美結菜)
TAフォーカス Vol.7 | 9月18日~9月24日
国内ダンス留学、7週目‼️
9月23日、24日にNewcomer/Showcase#1 が無事終演いたしました‼︎
劇場に足を運んでくださった皆様、ありがとうございました✨
メンバーによるNewcomer/Showcase#1 最後のクリエーションレポートをお届けします!
クリエーション最終週を迎えました‼︎
月曜日はスタッフ見せ、水曜日には小屋入り、そして本番!という怒涛の一週間。
音響や照明が加わったことで、作品がぐっと引き締まり、ダンサーたちの踊りもこの一週間で大きく変化していきました。
本番の二日間を含めこの4週間の間、自身の身体と向き合い続け、毎回新鮮な気持ちでパフォーマンスをすることができたのは大きな学びでした。
来月からはいよいよNewcomer/Showcase#2のクリエーションが始まります!
また新たな気持ちで作品に挑んでいきます🦾
(書き手✍️:アソシエイトダンサー 長野里音)
Photo:Junpei Iwamoto
TAフォーカスVol.8 | 9月28日~10月6日
国内ダンス留学9期は、あっという間に10月を迎えました🎑
先週、先々週のクラスやワークショップの様子をお届けいたします‼️
9月28日/10月5日
#渋谷陽菜 [ヨガ]
クラスの始めは、参加者同士でマッサージ&ストレッチをすることからスタート。そこから徐々に太陽礼拝でカラダのコンディションを整えていきました。また、女神のポーズやピラミッドのポーズなど発展的な動きにも挑戦しました。凝り固まった筋肉がゆるゆるとほぐされ、これまでの疲れを癒すことができました。
9月28日、29日
#松岡大 [舞踏という何か]
野口体操をもとに舞踏の身体を体感しました。水袋を揺らすように二人組になって互いの身体を揺らし合ったり、自分の動きに落とし込んで動いたりしました。
山海塾の過去の作品や、歴代の舞踏家を扱った書籍を見せていただき、受講者は興味津々でした。
舞踏の振りを実際に身体に入れてみて、言葉とそこから生まれる振付のイメージを体感しました。
9月29日
#鞍掛綾子 [GAGAベースクラス]
イメージと現実の身体を混ぜることを言葉によって導かれて実践しました。
言葉とイメージから自分の身体を俯瞰しながらも自分の身体を確認するような時間となりました。
ダンサーが身体の中で想像する力が踊るということを成立させ、日常を生きる中で実際の身体の上にイメージを想像するということが実は難しいことを改めて感じました。
10月4日
#ハラサオリ WS
3月の成果上演(新作)に向けてハラサオリさんの手法を共有した時間でした。
状況や環境をデザインする、アフォーダンスというキーワードをもとに、空間やオブジェクトと身体との関係性を考察していきました。
10月5日、6日
#康本雅子 [音楽とダンスと身の丈]
音楽を身体で表現することにチャレンジし続けた2日間でした。
頭の先からつま先まで、カラダとココロを緩めるウォームアップをした後は、様々なジャンルの音楽と共に身体を踊らせていきます。
音に支配されたり、時には音を引っ張っていったり。音を身体で掴むことで、カラダの質感がコロコロと変化していくのがとても印象的でした♪
10月6日
#高瀬瑶子 [バレエ]
クラスの中で、バレエの動きを覚えて動かすだけでなく、全身の骨の位置に意識を向けることで、自身の立ち方や動きの癖を見つけることができました🩰
TA フォーカスVol.9 | 10月9日~10月13日
いよいよ、先週からNewcomer/Showcase#2のクリエーションが始まりました💨
今回も、参加メンバーによるクリエーションレポートをお届けします!
Newcomer/showcase#2のクリエーションがスタートしました!なんと1週目は、振付家のピチェさんがいるバンコクとダンスボックスをオンラインで繋いで、画面越しにクリエーションを行いました。
初めにタイの伝統舞踊“コーン”の歴史、ピチェさんがその踊りを理解するために行ったこと、そしてその過程で生み出された振付の新たな方法論についてお話いただきました。
今回のクリエーションでは、ピチェさんの振付の方法論を用いて、それぞれが自分にとっての「伝統」や「古典」から新しい動きを創り出していくことになりそうです。
次週はピチェさんが来日し、いよいよ対面でのクリエーションがスタート!どんな作品になるのか、まだ全く想像がつきませんが、とてもドキドキワクワクしています!
(書き手✍️:9期ダンサー 秦知恵理)
TAフォーカスVol.10 | 10月16日~10月20日
Newcomer/Showcase#2クリエーション、2週目。 ピチェも無事に来日し、対面でのクリエーションがスタートしました‼︎
参加メンバーによるクリエーションレポートをお届けします!
オンラインで行うクリエーションの可能性や難しさを感じつつ終了した先週のクリエーション。今週からはピチェが来日し、いよいよ本格的に進んで行くんだ!というワクワクと緊張で、私は前日全く眠れませんでした。
「やっと私たち会えましたね。」という言葉とともに始まった対面での初日は、改めての自己紹介や、ピチェが人生において大切にしている5つのこと、約25年におけるキャリアのなかで何を見て、何を感じてきたのか…そして、今回のクリエーションの肝とも言えるその手法のプロセスを面と向かって改めて聞かせて頂いたり、私たちからピチェに素朴な疑問から壮大な疑問までをも聞いてみたり…ちょっと知恵熱が出てしまいそうなくらい濃密な時間を過ごしました。
午前中はアップやこうしたお話し、もしくはピチェのメソッドとも言える6つのワークを学び、頭と身体にエンジンをかけ、午後からはフル回転でクリエーションに臨む、というような流れで進み始めた対面でのクリエーション。
まだまだ掴み切れないこともたくさんありますが、そんな風に作るのかー!と、今までにない手法を目の当たりにしたりして、すごく刺激的な毎日です。
これからどうなっていくのか、ますます楽しみです!
(書き手✍️
アソシエイトダンサー 加藤典子)
TAフォーカスVol.11| 10月23日~10月27日
Newcomer/Showcase#2クリエーション、3週目。
本番に向けてクリエーションも盛り上がりを見せています。10月28日の土曜日には、ピチェによるワークショップが開催されるなど盛りだくさんな1週間でした💃🕺
3週目も参加メンバーによるクリエーションレポートをお届けします!
今週もピチェさんのNo,60 の方法論を通して、ダンサー自身を形作る伝統を捉え直す時間が続いています。
そうして出てきたものを混ぜ合わせ、新しい動きや作品のワンシーンをつくるピチェさんの作業はきびきびとしていて、私たちはその決断や理論を聞きながら、本番までの限られた時間の中で自分自身で出す次の一手とはどんなものなのかと格闘中です。自由とは何なのかを考えさせられる時間でもあります。
そんな中でも、朝は創作から離れ各々がゆったりと自身の体と向き合って過ごし、その後皆んなで輪になり話し合う時間がもたれることもあります。そこで考えを擦り合わせたり、創作にまつわる話を聞くことも貴重な経験です。
今週月曜日からはピチェさんのカンパニーダンサーであり、自身もアーティストとして活躍するコーンカーン・ルンサワーン(ケイト)さんが合流。作品に必要なスクリーンに投影する素材を作成してくれています。
木曜日には音楽家の豊田奈千甫さんも合流され、初めて作品に音楽が入りました。
そして来週はもう本番です。本当にあっという間のクリエーション期間ですが、残り数日、自分自身や作品と楽しみつつ向き合っていけたらと思います。
(書き手✍️
アソシエイトダンサー: 西岡樹里)
TA フォーカスVol.12| 10月30日~11月4日
11月3日(金)、4日(土)に、Newcomer/Showcase#2が終演いたしました‼︎
ご来場いただき誠にありがとうございました。
クリエーション最終週の様子も、参加メンバーによるクリエーションレポートでお届けします!
そして、国内ダンス留学9期もいよいよ後半に差し掛かりました。9期メンバーとアソシエイトダンサーたちは、3月の成果公演に向けて走り出そうとしています💨
成果公演もどうぞお楽しみに♪
いよいよクリエーション最終週となり、月曜日はスタッフみせを行いました。
本番前日には、全員で前日の通しの動画を見ながらフィードバックをしました。各シーンでみえてくることや、踊っていて感じることを共有しました。ピチェは、「シーンをつくっている人みんなで感じていることを共有し、同じイメージをもつことが大切だ。」と言っていました。
ゲネプロを終え、ここでは月曜日とは全く違った印象を受けました。そしてまだまだ挑戦し続けています!
本番当日、「No.60」のレクチャーから始まるこの作品、客席もほど良い緊張感のなか始まりました。ダンサーの動きへの集中力と、ダイアグラム、音楽、テクニカルチームのパワーがタッグを組みとても美しかったです。動きに集中させられていくような時間で、ずっと外から作品を見ていた私も新鮮な気持ちで作品の世界にはいっていました。アフタートークには多くのお客さんが参加してくださり、ピチェの作品への考え方や、クリエーションの様子を共有出来ました。言葉にすることで、学びを深めることが出来ました。
このクリエーション期間、ピチェからたくさんの言葉と挑戦をいただいた貴重な時間でした。3月の成果上演への大きな糧となります!
(書き手✍️
9期コレオグラファー: 安永ひより)
Photo: Junpei Iwamoto