前置きソング
オモシロイ言葉に出会えた瞬間というのは、とてもよいものです。
ある人がブログやなんかに、途方もなくタノシイ文章を書いているのを見つけたときには、私はチョットかなりその人のことをスキになってしまう。
ファンになるし、仲良くなりたいし、もっと言えば「青春のコイゴコロ」みたいな、そういう、それらしき感情なら、いだくかもしれません。
それくらい、「オモシロイ言葉を紡ぎだせる」ということは、私の目にはこの上なく魅力的にうつります。
そう、だからこそ、私自身ももう長いこと「書きたい書きたい」と思ってきました。
誰にも見せないノートに書くのもいいけれど、読まれるための文章をどうにかして絞り出したい、と。
でもその言葉と向き合おうとするたびに、そっぽ向かれたり、逃げられたり、逆ギレされたり。宥めすかして、練りに練って書きあげた文章だって、数日たてば直視するのがハズカシクなってきたり。
いや、おそらく私自身が自分の言葉に課しているハードルが高いのだ。ああ、ジイシキとは。
“今”は常に変わってゆくのに、その証を人目に触れるところに残したまま過ぎ去ることがコワイ、と思うことがあるのです。
しかし!だからと言って書かずにおくことは、最早できない。
少なくとも、ここで自分のダンスに向き合い始めた“今”、私はひたすらに言葉を綴ってゆくべきである。
そうでなくていったい何の“おどり”を踊れるでしょうか。
と、最初の日からなんだかスルメイカみたいな文章をつづっております。
明日はチョコレーズンみたいなのを、書けるといいな。
もちろん、今まさにクリエイションまっただ中のダンスについてもきちんと書いてゆきます。そうです、書くと言っても私は、おどるために書かなくてはならない。
わが敬愛するロックスターS氏は、24歳のころには作詞を含め、ひと月に6万語を書いていたそうな。
もちろん彼の書く日記は、もうホント、地獄のようにビューティフルです。
影響を受けやすい私も、「とにかく書くこと」をやっていこう。
私という定点に腰を据えて眺めつつ、具体的なイメージのついてくる文章を、素直に。
今の私が作品をつくるなかで、必ず必要な作業になるはずと思っています。
ところでもうすでに、私以外のダンス留学4期生が続々とブログを更新しています。
私もそれらの文章を読みながら、ニカニカと笑ったり、ハハァと膝を打ったりしている。同じ稽古をいろんなひとの言葉で読むと、思いもよらない気づきがあるのでとても嬉しいです。
毎日複数更新中。みなさまもどうぞ、お好きな部屋を覗いてみてくださいね。
以上、「前置きのうた」でした。