本番3日前
今日は最後の稽古でした。
まだまだ作品に対して、粘ります。考えます。繰り返します。更新します。
そんな作業を続けていく私たち。
最後ときくと 「。」という感じがしますが、やっている本人たちはというと、常に考える余地があり、絶えず前進している状態です。
私たちは、今回の舞台に立つことを選びました。
小さな家よりの稽古では、毎回出欠をとり名前を呼ばれるのですが、今日は振付家野田容瑛から、「なぜ踊っているの?」という質問がありました。
その答えは人それぞれですが、踊ることに関して、今踊りをしているのだから、理由なんてあるようでないようだけど、きっとあるのだと思います。
「踊る」こと選択して、同じ時間を共有している、そして、こんなにも思考し創造している現実がある。
これがもう答えなのかもしれません。
「小さな家より」に込められた思いと、その中に宿るダンサーそれぞれの思い。
混ざり合いながら時が刻まれていく様は、何かを探しているようで、とてもかけがえのないもののような気がしています。
そんな私たちが思考し試行し志向し続け、ついに3月19日と20日にその成果を出す日が近づいてきました。
それはそれは上演の60分間は奇跡の連続だと思うのです。
明日からは仕込みに入り、いつも稽古している劇場の空気が変わります。
これから本番を含めた4日間、劇場の色んな顔を見て、色んなことを感じることでしょう。
今からワクワクしています。
新しい自分に出会える楽しみと、会場へ足を運んでくださる皆さんに会える喜び
様々な気持を抱いて、残りの時間を過ごしていくことになります。
関わってくれている全ての方への感謝です。
本当にありがとうございます。
そして残りの4日間、どうぞよろしくお願いします。