本番5日前
昨日はスタッフ見せを行いました。
本番で行う内容を、公演でお世話になる舞台スタッフさん方にお見せし、照明や音響、舞台美術など、様々なことを確認していく作業です。
いつも稽古のときに客席側にいるのは振付家の野田容瑛だけですが、昨日は舞台スタッフさんやダンスボックスのスタッフの方々がずらーっと目の前にいる状況だったので、いつもに増して本番への意識が高まっていくのを感じました。
こうしてたくさんの人に見てもらえるのは本当に大切な機会です。
私にはダンサーとしてたくさんの課題があり、それを残りの時間の中でどうこなしていくかが重要だと思っています。
「あと4日しかない」ではなく、「あと4日もある」
身体も心持ちも全部含め、できることが沢山あります。
最近は、それが何なのか、その術を見出すことも、自分のことなのに気づいていないことが多々あり、何だか分からずただウヤウヤしていました。
でも、昨日のスタッフ見せで見てくれていた人たちとお話ができて、少し自分自身に変化を与えられるキッカケができたような気がします。
それを掴めた私は、もう動いていくしかないし、悔いが残らないよう進んでいくしかない。
ダンサーは体が効いてこそ、というのはもちろんだけれど、やっぱり賢くなければいけないと心底思いました。
自分自身をどのように把握しているか、ではどうしたらいいのか・・・
客観的に捉える目と、その上で考えていく力はとても大事で、まさに今養っている最中なのだと思いました。
「試行錯誤」
「模索」
今の私の状況はこの言葉がとてもよく似合います。
この数日間で悔しい思いや困惑したり、たくさんの思いに駆られました。
残りの時間を、今回の公演に携わる仲間と、大切に過ごしていきたいと思います。
本番まであと5日。
泣いても笑っても転けても戯けてもあと5日です。
当日劇場で最高な時間をお届けできるよう、精進して参ります!