明日のマッスル・ペイン
こんばんは。スマホの空き容量を少しずつ増やすのを楽しんでいる、野田容瑛です。
前回の長い前置きを経て、今取り組んでいるダンスのことをちゃんと文字にしてゆこうと思っています。
今日は「振付」について、今考えていることを。
(ちなみに日付を越えましたが、内容は19日の稽古のことです~)
ショーイング公演を終え、成果上演のクリエイションを開始するとき、私はあらためて「振付」に向き合いたいと思いました。
「振付」と言っても私が思うそれは、動きの形や動作の順番を決めるものではなく、結果として“おもしろいダンス”を生み出すための「手段」となるものです。
この作品が求める“ダンス”を生み出すために、イチからその方法(=「振付」)を探していくという、無謀な(でも必ず必要な)作業を、ひたすらにやっていかなくてはと思いました。
“ダンス”の瞬間を生み出すことが目的ならば、カラダは「動作の段取り」としての振付のなかに埋もれてしまってはならない。
このことは、ショーイング公演の上演間近になってはっきりと理解したコトでした。
「このタイミングで出てきて、この場所でこの動きをする」という段取りを追うカラダでは、けっして“ダンス”はうまれないということを思い知り、
ショーイングの上演時には急遽、構成の大部分に即興的な要素が導入されたのでした。
でも、だからといって“ダンス”は即興でなければならないかと言ったら、そんなわけはない。
ここ数回の稽古では、動きの形と順序の組み合わせ(一般的に指す“いわゆる振付”)を、つくっては壊してまた積み上げ、とにかく「パッと見てオモシロイこと」を探す作業をしています。
昨日つくったとあるシーンの振付は、一晩たつとダンサーのカラダにも馴染んできたので、またさらに動きの編集を進めることができました。
だけど、動きをカラダに通すことを繰り返すうちに、動作の段取りに飲み込まれてしまっては意味がないのだ、と。
どう、たたかっていこうか。どうすれば、常に勝負する身体でいられるか。
また別のシーンで、今日はオモシロイ動きのタネを見つけました。
次回の稽古でいろいろ試してから、またここに書くことにします。
イヤしかし、こうしてみると、稽古場で本来目指そうと思っていたものと、実際に今やっていること・できていることの差に気が付きました。気がつけてよかった、ブログって、スゴイ……
さてさて今日は、この辺で。