アマゾン川
松任谷由実の失恋ソング、「真珠のピアス」の歌詞の生々しさにワナワナしつつもメロディーのポップさにはまってしまい何度もリピートしていると、最後のサビ前のフレーズがとっても切なく聞こえてきました。ユーミン、いいなあ。日本語っていいなあ。こんばんは、国内ダンス留学@神戸4期生ダンサーコース桂阿子です。
↑ここまで書いて、文章を占めるカタカナの量の多いこと。
昔、南米を放浪していた人が、ブラジルを旅した時のはなしをしてくれました。
その市場は早朝から賑やかに人が行き交っていて
その市場にはそこにいる人みんなが知っている音楽が流れていて
みんな、うたいながら 働いて いるそうです
音楽が盛り上がりにさしかかると、みんな、うたいながら 踊る そうです
朝日が差し込んで、働く人も、通りかかった人も、アマゾン川からあがったでっかい魚も、ごろごろしたジャガイモも、みんな、照らされて、眩しいような、笑っているような
地球の裏側ではそんな時間が流れているのか。
嫉妬してしまいそうだ、、、
その市場での 踊り は「娯楽」の類に入るのだろうか、「芸術」とはまた違うのだろうか。
そこに生活する人たちは遺伝子に振付けられているのか、、、
私の遺伝子にはおそらく振付は組み込まれていないけど、毎日、色々なものに動かされているなあと感じております。目覚ましが鳴るからベッドから降りて、信号が赤になったから歩くのを止めて、前から自転車が走って来たから左に避けて、喉が渇いたからペットボトルの蓋をひねって水を飲んで、、
稽古場に行くと、そんなこんなの色んな方向から振付を考えての嵐です。
次に何をするのか決まっているけどわかっていない、わかっているけど決まってナイ
ふわふわしているようで、ブレない何かがちょっとずつ、バームクーヘンを一層づつ焼いていくみたいに、いい色になってきている気がします。
早朝のアマゾン川、ではなく鴨川。
カモとハトとシラサギがバシャバシャ。